会長 山口晃弘 からのご挨拶

会長 山口 晃弘
品川区立八潮学園・校長

平成30年5月に行われた、東京都中学校理科教育研究会(都中理)の総会で、花田英樹会長の後任として会長を拝命いたしました山口晃弘と申します。

都中理は、東京都の中学校理科教員を中心に組織する研究団体で、東京都教育委員会より「研究推進団体」の認定を受けています。

都中理の役割は、各先生方の年代によって変わってきます。若手の先生には、実験や授業のテクニックの部分を学ぶ機会を提供すること、中堅やベテランの先生方には「会員研究発表会」を活用して日頃の研究の成果を広く東京の先生方に広める役割であります。研究成果を共有することで、東京都全体の理科教育をさらにレベルアップできると考えます。また、文部科学省や東京都教育委員会の情報を先生方に伝えることも大きな使命であると考えます。

各区市町村の研究会を活発にし都中理全体の活動をさらに発展させたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

第65回全国中学校理科教育研究会兵庫大会

平成30年8月8日(水)・9日(木)・10日(金)
兵庫県神戸市神戸芸術センター

第3分科会 観察実験

吉田勝彦(練馬区立八坂中学校)
渡辺直樹(文京区立茗台中学校)
 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた指導方法の開発
  ~自ら学んだ知識や概念を活用する学習活動を通して~

第5分科会 学習評価

有沼賢二(武蔵村山市立第五中学校)
河野晃(板橋区立中台中学校)
 科学的思考力を高める指導方法と評価
  ~対話的な学びを意識して~

平成30年度 第64回生徒研究発表会


  • 日時 平成31年1月19日(土)、20日(日)  9:45〜16:30
  • 会場 日本化学会館 7階ホール

東部地区

平成31年1月19日(土)

  1. 港区立六本木中学校 「水風船が割れるときの流体の形」
  2. 文京区立第八中学校 「定規の研究」
  3. 江東区立大島西中学校 「残飯の可能性〜残飯から取り出したエタノール は実際に燃やせるのか〜」
  4. 板橋区立赤塚第三中学校 「維管束と三原色」
  5. 北区立十条富士見中学校 「シャボン玉の研究II」
  6. 江戸川区立松江第二中学校 「「音を見てみる」オシロスコープを使った音を視覚的に捉える研究」
  7. 品川区立荏原平塚学園 「台風をつくる〜台風発生装置の作製と実験〜」
  8. 杉並区立高南中学校 「制服についた鼻血をすばやく落とす方法」
  9. 葛飾区科学教育センター 「水流の可視化で分かった渦の新事実」
  10. 千代田区立九段中等教育学校 「イースト菌の研究」

西部地区

平成31年1月20日(日)

  1. 品川区立八潮学園 「最小表示 0.0001 グラムの精密電子天秤を活用した研究」
  2. 太田区立蒲田中学校 「紫外線 C・A による科学的風化の発見」
  3. 世田谷区立弦巻中学校 「ハンドスピナーがよく回る”秘密”」
  4. 中野区立第五中学校 「震災があったとき〜妙正寺川の水を自力で飲めるよ うにできるだろうか?〜」
  5. 八王子市立松木中学校 「タケの成長について〜1 週間で2 m、驚異の成長を 解き明かす〜」
  6. 新宿区立西早稲田中学校 「身近な物質を用いて燃料電池を作ろう」
  7. 世田谷区立上祖師谷中学校 「ゆでたまごの黄身の黒さ」
  8. 豊島区立千川中学校 「紙の強度」
  9. 私立跡見学園中学校 「きれいで大きな結晶を作る」
  10. 東京学芸大学附属世田谷中学校 「アサガオの仕立て方と成長の研究」

平成30年度会員研究発表会


  1. 挨拶 14:00 – 14:15
  2. 報告 14:15 – 14:45
  3. 発表 14:45 – 16:25
  4. 質疑応答 16:25 – 16:30
  5. 講評 16:30 – 16:45
  6. お礼の言葉 16:45 – 16:50

挨拶

  • 東京都中学校理科教育研究会長 山口 晃弘(品川区立八潮学園)
  • 国立科学博物館 学習課長 中山 由紀 様

報告

  • 「学校と国立科学博物館との連携」-都中理も含めた学校教育研究団体との連携のスタート-
    • 国立科学博物館 学習課連携・学修支援室長 長尾 常史 様
    • 東京都中学校理科教育研究会 博物館連携推進委員会

発表

自作ダニエル電池の教材化

更新:平成30年11月25日

はじめに

都中理が7月30日に行った夏季研修会の講座2「ダニエル電池」の中で紹介された実践事例の紹介です。


平成29年3月に告示された中学校学習指導要領の理科では、第2学年の内容の取扱いで、

「オ アの(イ)のCの『電池』については、電極で起こる反応をイオンのモデルと関連付けて扱うこと。その際『電池の基本的な仕組み』については、ダニエル電池を取り上げること。」

学習指導要領より

と示されています。これを受けて解説では、

「実用的な電池の例としてダニエル電池を取り上げ、例えば、その製作を行う。その際硫酸亜鉛水溶液、硫酸銅水溶液、亜鉛板、銅板を用いて回路を形成すると、電圧が生じて電池になることを実験で確かめさせることなどが考えられる。」

学習指導要領解説より

としています。 中学校ではこれまでどの教科書にもボルタ電池の実験が記載されていました。

しかし、今回の学習指導要領の改訂を受け、教材会社からダニエル電池の新製品がカタログに掲載され出しています。安定した電圧を保つことが難しく、中学生には説明が難しい現象を含むボルタ電池から、安定した電圧で、しかも明解な原理で動作するダニエル電池への移行が始まっているのです。 これまで高等学校の教科書にダニエル電池は記載され、教材としては一般的で実践例は数多いのですが、透析チューブやセロハンを隔膜にしたものが多く見受けられます。

このページでは、電池の材料を工夫し、安価で、中学生でも手作りできる実験方法を紹介します。


授業

ダニエル電池を使った授業の提案です。

  1. 授業の提案(PDF) 動画2と4で紹介された教材を使っています
  2. 授業の提案(PDF) 動画8で紹介された教材を使っています
    資料提供:1は山口晃弘(品川・八潮学園)、8は佐久間直也(多摩・聖ヶ丘中)

動画・静止画

  1. 植木鉢を使ったダニエル電池 17秒
  2. 素焼きの皿を使ったダニエル電池 17秒
  3. 植木鉢を使ったダニエル電池(超小型) 13秒  その2 11秒  その3 13秒
  4. 寒天ゲルと金属箔テープを使った隔膜レスダニエル電池 16秒
  5. PETボトルに寒天ゲルを入れた隔膜レスダニエル電池 13秒
  6. 高吸水性樹脂を使った隔膜レスダニエル電池 4秒
  7. タレビンと「鼻ぽん」(脱脂綿)を使ったダニエル電池 静止画
  8. アガーゲルを使った隔膜レスダニエル電池 48

教材提供:1−4は山口晃弘(品川・八潮学園)、5-6は髙田太樹(東学大附世田谷中)、7は北田健(江東・深川第三中)、8は佐久間直也(多摩・聖ヶ丘中)